唐津焼 曹源窯「秋の紅葉と窯場展2022」レポート

唐津焼作陶家 小島さんより連絡を頂き、心躍らせ二年ぶりの開催となる「秋の紅葉と窯場展2022」に行って参りました。
唐津焼 曹源窯「秋の紅葉と窯場展2022」レポート

唐津焼作陶家 小島さんより連絡を頂き、心躍らせ二年ぶりの開催となる「秋の紅葉と窯場展2022」に行って参りました。小島さんらしい力強い器の新作や迫力ある鬼の面、龍の置物など、窯場展の様子をご報告させて頂きます。

 

2022年11月18日(金)から20日(日)までの開催。私がお伺いした日は青空が美しい秋晴れの日曜日、到着すると小島さんと奥様が笑顔で出迎えて下さりました。


工房に入り、まず目に飛び込んできたのは幾つものお面、迫力のある鬼や龍、上品な雰囲気で凛とした顔つきの“兎”(来年の干支)、奥の展示部屋には力強く、それでいて精巧に造られた龍や魚(カサゴ)の置物、「今後は立体的な造形物にも挑戦したい」と仰っていたこともあり、器もさることながら造形作品も数多く展示されていました。

 

「秋の紅葉と窯場展」もうひとつのお楽しみ、小島さんお手製の野菜&雑魚(じゃこ)のヘルシーピザのおもてなし。直径は新聞紙と同サイズの約40cm、特大サイズです。生地からピザソースまで全て小島さんお手製のピザは絶品、大人気です!また、薪ストーブでゆっくりと時間をかけて焼いた焼き芋も振舞われていました。


工房と展示部屋に並べられた数々の作品。晩秋に合わせ、湯呑や急須、コーヒーカップにスープカップ、鍋料理を取り分けるのにちょうどいいサイズの深皿など、板皿や向付を含め、日常使いの器が並べられていました。今回、個人的に目を引いたのが酒器の数々、小島さんの酒器はお酒好きの心を惹きつける魅力があると常々感じています。大胆で力強いぐい吞もあれば、轆轤目も美しい山瀬井戸盃など、レパートリーも豊富で、ぐい吞コレクターには嬉しい窯場展だったのではと思います。


二年ぶりの開催ということもあり、連日多くのお客様が来場されたとのこと。この日も、気
づけば多くのお客様で工房は賑わいを見せており、作品は勿論ですが、額に汗しながら手作りピザを焼く小島さんのお人柄に魅せられたお客様も多いのであろうと改めて気づかされる訪問でした。


今回ご紹介させて頂いたお面や置物、日常使いの器、酒器など、気になる作品がございましたら、お気軽にお問合せください。

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